こんにちは。
日本ライティング内藤です。
コーティングには色んな種類がありますが、店頭などで見かけるガラス系と呼ばれるコーティングとガラスコーティングにどんな違いがあるのかわからない人や、どちらも同じと考えている人も少なくありません。
しかし実際には、この2つのコーティングはかなり違いがあります。そこで、ガラス系コーティングとガラスコーティングにはどのような違いがあるのか詳しく解説します。
内藤
でも最近はガラスコーティングが主流になってきて、カー用品店やホームセンターにもガラスコーティングを謳う製品が多数販売されていますよね。
それで、これだけガラスコーティングが多いと、どのような違いがあるのか気になるお客さんが最近多いです。
そこで、ガラスコーティングの種類や特徴など、デメリットやメリットを含めて教えて頂きたいのですが。
社長
でも基本的には2種類に分けられるんだ。それじゃあ、大まかに分けてガラスコーティングと呼ばれる商品について詳しく解説するよ。
ガラス系コーティングと呼ばれるコーティング剤は、非常に多くのバリエーションが販売され消費者を混乱させていますが、基本的にガラス系コーテインングと呼ばれる商品は、硬化してガラスの被膜を形成するのではなく、シリコーン樹脂成分が主成分であることが特徴です。
シリコーンは、ワックスのようなものなのでボディにワックスの皮膜を形成するイメージです。
ガラスコーティングは、100%ガラス成分の保護膜で形成するコーティングのことです。
ガラス系には、シリコーンやフッ素などが含有されていますが、ガラスコーティングには、なにも含まれない完全な無機質のコーティングであることが特徴です。
最近では、9Hなどの硬度の高い被膜を形成するガラスコーティングもあり、キズや汚れからボディを効果的に守ることができます。(9Hは色々と問題が多いですが、別の記事で解説をします)
そのため、一般的に販売されるコーティングの中で、もっとも高性能のコーティングとなっています。
内藤
社長
内藤
社長
ガラスコーティングを施工したのであれば撥水性能の持続性は期待する人がほとんどのはずです。ガラス系コーティングとガラスコーティングの撥水性能を比べれば、どちらも施工した直後は撥水性能が高くそれだけでは違いは見られません。
しかし、時間が経つとともに撥水性能の違いが顕著に表れてきます。そこで気になるのがどの程度違いに差があるかですが、一般的にガラス系コーティングでは1か月程度から長くて3ヶ月といわれています。
変わってガラスコーティングですが、最低でも3年から5年は撥水効果が持続します。そして、ガラスコーティングの種類によってはもっと長い期間撥水性能の持続があるといわれています。
ガラス系コーティングもガラスコーティングも、施工すれば仕上がった後のツヤに期待する人は多いことでしょう。結論から言えばどちらもツヤの程度は変わりません。
というのも、コーティングは今ある塗装表面にガラスの被膜を作るので、元の塗膜の自然のツヤだからです。そのため、ツヤを欲しければ下地をしっかりと行えば下地処理後のツヤをガラスコーテインングで守ることができるという事です。
ただし、ガラス系コーティングとガラスコーティングでは、コーティング被膜の持続期間が異なります。これは撥水性能の持続性と大きく関わりがあり、撥水性能が失われる頃には当然コーティング被膜も落ちている可能性が高くなります。
そのため、ガラス系コーティングの被膜の方が早く落ちるので、そのまま放置すれば塗装表面に汚れや傷が付着し、ツヤはガラスコーティングより早くなくなるでしょう。
ガラス系コーティングとガラスコーティングは、撥水性能やツヤを持続するためにどちらもメンテナンスが必要です。中にはガラス系コーティングもガラスコーティングもメンテナンスをしなくても良いと勘違いしている人もいますが、撥水性能やツヤの持続にはメンテナンスは欠かせません。
メンテナンスの一番重要なのは洗車です。
中にはガラス系コーティングもガラスコーティングも洗車をしなくてよいと考えている人もいますが、どちらのコーティングも洗車をしなければ綺麗なボディを保つことは不可能です。
定期的にガラス系コーティングは施工が必要になります。
また、ガラス系コーティングほどではありませんが、ガラスコーティングもメンテナンスキットの定期的な使用を推奨する商品もあり、使用すれば、ツヤや撥水性能が復活します。
内藤
社長
内藤
社長
内藤
社長
DIYでコーティングをする場合、ガラス系コーティングのほうが施工しやすいでしょう。というのも、最近は多くの量販店でガラス系コーティングをスプレーで簡単に施工できる商品や、ガラス系コーティングがカーシャンプーと一体になっている商品も販売されているからです。
そのため、一般ユーザーにとって、ガラスコーティング(ガラス系を含む)をDIYで施工する敷居は下がったように見えますが、実際販売されているカーシャンプー一体タイプのガラス系コーティングは、持続性がないことを理解しておく必要があるでしょう。
気になるのが、プロも顔負けのガラスコーティングキットです。
この商品もDIYで施工できる商品として売られていますが、施工方法を説明書通りに行っても難しい商品が多いのが現状です。よく、施工で失敗した話を聞くのがこのガラスコーティングを施工した場合です。DIYで施工できるとは言え、ガラス系コーティングに比べると手間と精度の高い施工が必要な商品です。
内藤
社長
しかも最近は硬度が9Hなんて商品もあるからね。硬ければクラックの発生につながるから、硬ければよいってもんじゃないんだよ。
内藤
社長
ガラスコーティングは、ワックスがけのように簡単に出来るわけではないことを最初に理解しておく必要がありますが、それでも最近はDIYでも手軽にガラスコーティングできる商品が出ています。
そんな中で日本ライティングから発売されているゼウスクリアと呼ばれるガラスコーティングは、溶剤の伸びをよくしているのでボディへの馴染みがよく、塗りムラが起こりにくいのが特徴です。DIYで気になるのは、施工後の塗りムラや塗り残し、そして拭き取り忘れです。
もちろん、この他にも下地不良などもありますが、ガラスコーティングを塗布した段階での失敗は、塗り方によるものです。このような、塗り残しや塗りムラは溶剤の伸びの良さが大きく関わってきますが、ゼウスクリアは、伸びが良い商品なのでムラの無い施工が可能です。
しかも、キット内には専用のカーシャンプーや鉄粉とりねんど、そして他の商品には見られない専用脱脂剤も含まれているので、施工するために専用道具を用意することがありません。
内藤
社長
この前、暇だったのでカー用品店とホームセンターで様子を見ていたんだけど、ガラスコーティングを選ぶ人は、ガラス系コーティングを手に取って購入する割合が多かったね。
内藤
社長
内藤
ガラス系コーティングとガラスコーティングの違いは、施工のしやすさはガラス系コーティングが上で、施工後の耐久性はガラスコーティングのほうが上となります。
それぞれ、メリットとデメリットがありますから、自分の好みで選ぶのが一番良いといえます。ただし、ガラスコーティングも施工しやすいキットが販売されるようになりましたから、ガラス系コーティングではなく、本物のガラスコーティングを手軽に施工できるようになっています。