こんにちは。
日本製LEDヘッドライトの日本ライティング
内藤です。
ガラスコーティングのメンテナンスが、必要について前回の記事でお伝えしましたが、正しいメンテナンスの方法は意外と知られていません。
特にカラスコーティングは、ノーワックスで耐久性も高いので、洗車すらほとんどしない人も多くいます。そこで、ガラスコーティングを長持ちさせる正しいメンテナンス方法を詳しく解説します。
内藤
それで、よく考えたらガラスコーティングの施工や商品をお客さんに勧めてはいるけど、その後のメンテナンスについて僕自身勉強不足で上手く答えられなかったんです。
実際、ガラスコーティングにはメンテナンスキットも販売されていますが、日常のメンテナンスを含めて詳しく教えて頂きたいのですが。
社長
ちなみにお客さんにはなんて答えたんだ。
内藤
社長
輝くツヤと撥水性能を何時までも保つにはメンテナンスが必要となるから、その辺を解説するよ。
ガラスコーティングを施工した後、何もしないで放置すればいくら硬い被膜のガラスコーティングも汚れにより劣化します。そこで、劣化を防ぐにはガラスコーティングの定期的なメンテナンスが必要です。
ガラスコーティングを専門に行う業者では、メンテナンスを定期的に行うプログラムも用意しており、末永くガラスコーティングのツヤと撥水性能を保つことができます。
ガラスコーティング施工後のメンテナンスは、自分でも行う事は可能です。それは市販品を自分で施工した場合でも、プロに施工してもらっても同様の方法で可能です。
ガラスコーティングを施工すると汚れが付かず、洗車が不要と思っている人もいますが、実際は汚れを落とさなければガラスコーティングは傷んでしまいます。
特に酸性雨の雨は、ガラスコーティングを蝕みますから、雨が降って汚れが洗い流されると感心するより、酸性雨で汚れたボディを洗うことが重要になります。
メンテナンス剤を使用したメンテナンスは、プロに任せたほうが良いこともありますが、自分でメンテナンス剤の使用もできます。
プロによるガラスコーティングの施工を行った場合も、メンテナンスキットが用意されているので、自分で日ごろのメンテナンスとして使用するとよいでしょう。
ガラスコーティングのメンテナンスは、基本的に洗車だけで問題ありません。しかし洗車といってもなんでも良いわけではありません。
洗車には、手洗い洗車と機械洗車に分けられますが、機械洗車を使った洗車はガラスコーティングにも良くありません。硬いコーティング被膜も、洗車ブラシに付着した砂などの硬い物質によって細かな傷をつける恐れがあるためです。
また、手洗い洗車についても細かな傷がつかないように丁寧な洗車が必要です。
とはいっても、ガラスコーティングを施工してあるボディは、水をかけると汚れがかなり落ちるので、コーティングがない時に比べてボディを洗車スポンジなどで強くこする作業はほとんど必要がなくなります。
そのため、表面に付着した砂などを綺麗に水で洗い落としてから洗車作業に入れば、ガラスコーティングにキズをつける心配はほとんどありません。
内藤
社長
内藤
社長
ガラスコーティングのメンテナンスの基本は洗車ですが、その頻度はクルマの使用方法で大きく変わってきます。
毎日通勤で使用する人は、天候に左右されずにクルマに乗ることでしょうから、2週間もすればかなりクルマは汚れていることでしょう。また、冬場で融雪剤を散布する道路を良く走る時期には、かなりの頻度でクルマが汚れてしまいます。
その反対に、クルマをほとんど使用しないという人や、車庫に保管して雨の日には絶対に乗らないという人も多くいます。そういったクルマは1ヵ月たっても汚れることはないでしょう。
そこで、ガラスコーティングのメンテナンスとして洗車を行う場合、普通の洗車と同じようにクルマが汚れたと感じたら洗車を行うのが理想です。
ガラスコーティングのメンテナンス用に用意されている商品としては、おもにクリーナーとトリートメントの2種類に分けることができます。もちろん、ガラスコーティングを販売しているメーカーにより異なります。
ガラスコーティングのメンテン剤を使用するのは、ツヤや撥水性能が落ちてきたら使用するのが望ましいといえます。
ガラスコーティングのメンテナンスとしてキズに注意しながら洗車を行っても、どうしても小さなすり傷が付いてしまいます。
すると表面が白く見えてきたり、撥水性能が落ちてきます。
そこで、ガラスコーティングの表面を整えるために、メンテナンス剤を使用すると当初の光沢が蘇ります。ガラスコーティングキットを購入すると、メンテンナス剤が付いてくる商品も多くあるので、上手に使いコーティングを長持ちさせるようにしましょう。
内藤
社長
洗車といえばカーシャンプーですが、ガラスコーティングを施工していなければどんなカーシャンプーを選んでも特に大きな問題は起きません。しかし、ガラスコーティングを施工している場合は、カーシャンプーの選び方にも注意が必要です。
ガラスコーティングは、塗装の上に載っているだけと考えたほうが良いでしょう。しかも非常に薄い被膜で載っています。その被膜は7Hという固い被膜ですが、カーシャンプーの種類により剥がれてしまう恐れがあります。
特に注意が必要なカーシャンプーは、水垢落としと謳われている製品です。
水垢落としカーシャンプーのほとんどは、コンパウンドが配合されており、ボディ表面を研磨して水アカを落とす商品です。
また、コンパウンドが配合されていない水垢とりシャンプーには、化学反応により水アカを分解する商品もありますが、そういった商品はガラスコーティングも剥離する可能性があるので使用を避けたほうが良いでしょう。
そこでおすすめのカーシャンプーは、コーティング施工車対応カーシャンプーです。シャンプーの洗浄力は、中性→アルカリ性→酸性の順で強くなりますから、カーシャンプーは酸性が良く落ちます。
しかしそれでは、ガラスコーティングを痛めてしまいますから、パッケージの成分を良く見て弱酸性より弱いカーシャンプーを使用するようにしましょう。
洗車する時に使用するタオルは、昔は自宅にあった雑巾でクルマを洗車していました。
それが今では、洗車用スポンジやボディを傷つけることが少ないマイクロファイバークロスが安く売られており、洗車で傷をつける可能性が格段に少なくなっています。
そこで洗車スポンジで洗車すればよいのかマイクロファイバーを使用したほうが良いのか悩むことでしょう。これは使いやすいほうで洗車すればよいといえます。
洗車でキズが入るのは、洗車道具による細かい砂などを引きずることで起きます。
そこで、道具を選ぶことより洗車方法が重要ですから、洗車用スポンジでも洗車用マイクファイバーでも好きなほうを選び、正しく洗車することです。
内藤
社長
内藤
というのも、友人がディーラーでガラスコーティングを行ったのですが、撥水が長続きしなくて、しかも雨ジミが気になるようになったというのです。
社長
その最も大きな要因として「コーティングの種類」が違うからだね。
内藤
社長
MJ君は、新車を購入してコーティングを施工したが、直ぐに撥水効果が無くなり雨ジミも目立つようになってしまってね、同じ時期に、他のスタッフの車にゼウスクリアを施工して、同じように会社の駐車場(青空駐車)に停めているのに、今でも雨ジミもなく、撥水効果も持続しているんだ。
【ディーラーのコーティング状況】
【ゼウスクリアの状況】
ゼウスクリアは、すでにディーラーにも納品しているから、これを使っているディーラーなら問題ないはずだ。その辺を踏まえて少し解説しよう。
ディーラーではガラスコーティングを新車販売と同時に進めてきます。
このコーティングは、いつまでもクルマをキレイに保つことができるので、おすすめのはずですが、使用するコーティング材はすべての自動車メーカーやディーラーで同じではありません。
同じではないという事は、撥水性能や汚れの付着のしにくさも大きな違いがあります。
新車販売のスケジュールが過密とよく言われています。コーティング施工も「納車すれば終わり」というわけではなく、なるべく納車まで時短できないか、コーティング施工のときでも工夫を行っています。
新車をなるべく早く新オーナーの元に納車させたいというディーラーの配慮した仕組みですが、ここに一つの問題も発生しています。
もっとも時短を行いディーラーの利益につなげられるのがコーティングなので、素早くコーティングが完了する安価な材料はディーラーにとって魅力です。
安価な材料全てが悪いと言うわけではありませんが、品質が劣る傾向があり、施工後、光沢や撥水の持ちが短い、雨ジミなどのイオンデポジットなどが付着しやすいと言った問題が発生します。
ディーラーすべてが、安価で施工スピードを速いコーティングを使用しているわけではなく、実際にゼウスクリアを使用しているディーラーも多数存在します。
ゼウスクリアの特徴(イオンデポジット・ウォータースポットができにくい)については、こちらの記事で具体的に書いておりますので、特徴が知りたい方はご覧ください。
車の様々な汚れはガラスコーティングで防げるのか?イオンデポジット(水アカ、スケール汚れ)などの無機汚れと有機汚れについて解説
内藤
社長
まあ、なかなかストレートに聞けない人もいるだろうからその辺を解説しよう。
新車を購入する時に、営業マンからガラスコーティングを勧められることが多いですが、そこで何となく購入してお願いする前に、どんなコーティングを使用しているか聞いてみましょう。
営業マンに聞けば、どのような効果があるのかを丁寧に教えてくれますが、中には使用しているガラスコーティングの種類を把握していないこともあります。
しかしガラスコーティングのメーカーを聞けば、親切なディーラーであれば調べて教えてくれるはずです。
新車購入時のガラスコーティングの種類について、ストレートに営業マンに尋ねることに気が引ける人も中に入るでしょう。
そんな時には、購入する自動車メーカーのガラスコーティングについての評価や評判を検索してみるのも一つの方法です。
しかし、投稿された評価のあとにディーラーが質の良いガラスコーティングに変えていることもあるので、SNSの書き込みを全て鵜呑みにするのは危険です。
ディーラーも評判は気にしているので、必ずSNSなどの評判をチェックしていますから、良い商品に変えていることもあるという事です。
そこで、出来るだけ新しい評価を確認しましょう。そしてディーラーでどのようなコーティングなのか質問してみることです。
内藤
社長
この他にも保証問題もあるかな。その辺を解説しよう。
新車ディーラーの中には、ガラスコーティングの質が良くない商品でコーティング作業を行っていることもあり、そういったコーティングでは3ヵ月どころか1ヵ月も経たないうちに撥水効果が落ちてくるでしょう。
もちろん、クルマの保管状況が大きく影響しますが、性能が良くないガラスコーティングを使用していると、撥水性能が長持ちしないことがほとんどです。
新車時にコーティングを施工すると、メンテナンスキットを一緒に貰うことがほとんどです。本来は撥水効果を復活させるコーティングがメンテナンス剤として使用されますが、液体ワックスのメンテナンス剤を渡すことがあります。
作業自体が簡単で、撥水性能が回復したように見えますが、ワックスは有機物のため汚れが付きやすく、効果もすぐに切れてしまいます。
また、コーティング施工後に定期的にメンテナンスをディーラーで行わなければ保証も切れてしまうといったディーラーもありますので、注意してください。
ガラスコーティングをしてよくイオンデポジットやウォータースポットが付いたと言われることがありますが、一般のガラスコーティング剤は無機質のコーティング剤を使用します。
ガラスコーティングなので、当たり前のことではありますが、この無機質であることが雨ジミやイオンデポジットとなる汚れを吸い寄せてしまいまい、オーナーさんたちを困らせています。
内藤
社長
内藤
社長
内藤
社長
メンテナンスキットには、色んな種類がありますが、中にはイオンデポジットなどを除去できるメンテナンス剤も多くあります。
しかし、最初からガラスコーティングキットに含まれているメンテナンス剤であれば良いですが、後から市販品のメンテナンス剤を使用する場合は注意が必要です。
それは、メンテナンス剤と商品名に謳っていても、ガラスコーティングを溶解させてクリーニングする製品も少なからずあります。
そこで、安易に市販品のガラスコーティングメンテナンス剤を使用せず、専用品をメーカーに問い合わせて購入するのが安全です。
また、イオンデポジットなどは、メンテンナンス剤で消せることが多いですが、あまり放置しすぎると、メンテンナンス剤では落とせないこともあります。
その場合は、その部分の研磨を行い、もう一度ガラスコーティングを施工する必要があります。
メンテナンス剤として販売されている商品で、ガラスコーティングの修復ができないこともあります。その場合、汚れが落ちないからとコンパウンドを使用する人も見かけますが、これはコーティングを剥離してしまいます。
どんないに細かい粒子のコンパウンドでもガラスコーティングは剥離されることになるので、メンテナンスとしてコンパウンドが含まれる製品を使用しないようにして下さい。
メンテンナンス剤の使い方は、メーカーにより使用方法が異なりますが、基本的にガラスコーティングの性能を復活させる目的の商品がほとんどです。
そのため、スプレー式で簡単に施工できるようになっています。
ほとんどのメンテナンス剤は、ボディに直接吹きかけるのではなく、マイクロファイバークロスにメンテンナンス剤を含ませてボディを拭き上げる使い方です。
注意することは、ボディに直接メンテナンス剤を吹きかけたり、炎天下で使用したりするとシミになる恐れがありますから必ずマイクロファイバークロスに吹きかけ、ボディが暑くない時にメンテナンスを行います。
内藤
社長
ガラスコーティングは、施工して終わりではありません。日ごろのメンテナンスとして洗車が重要となります。正しく洗車を行い、ツヤや撥水性能が落ちたと感じたら、メンテナンス剤を使用することで本来の耐久性を発揮します。
効果が〇年持続とあるガラスコーティングのほぼすべては、メンテナンスをしてこそメーカーが発表している持続期間を得られることを覚えておきましょう。