こんにちは。
日本ライティング内藤です。
未塗装樹脂は、手入れをしなければ必ず白化します。
白化から守り、しかも黒さを長持ちさせるには様々な方法があり、いずれの場合も紫外線などから樹脂を守ることで長持ちさせています。
たとえば、「塗装」をすることで白化対策になりますが、一般の方が手を出しづらいです。
では、誰でも手軽にできる方法はないのか。
そこで今回もカスタムから鈑金、コーティングの数々をお客様にしてきた自動車業界に30年以上携わる小泉さんに誰でも簡単に未塗装樹脂を白化から守り黒く長持ちさせる方法を解説していただきました。小泉さんについてはこちらを御覧ください。
内藤
僕自身もカー用品店などで売られている艶出し剤を使用しても、雨が降ったり洗車したりするととれてしまったことがありました。
どうしたら、長持ちさせることができるのでしょうか。
軽トラマニア小泉
内藤
試してみればいいとは思うのですが、1,000円程度する商品で効果がなかったらと思うと手を出せなくて。
軽トラマニア小泉
未塗装樹脂に艶出し剤を施工しても、すぐに効果が薄れるという悩みは昔から絶えません。
せっかく購入した艶出し剤を使用しても、樹脂部分がすぐに白化してはがっかりしてしまうでしょう。
すぐに効果が薄れる原因は、塗った艶出し剤が雨や洗車で流れ落ちるからです。特に、すぐに効果が落ちる艶出し剤は、水にシリコーンオイルを入れて界面活性剤により乳化させている商品です。
そのため、雨や洗車で水がかかると、界面活性剤により再乳化が起きて流れてしまいます。
内藤
というのも、艶出し剤は、長く持たせるためにはメンテナンスも必要だし、いずれ再施工必要になるじゃないですか。
軽トラマニア小泉
未塗装部分を白化から守るなら、塗装するのが一番です。しかし、塗装は未塗装樹脂の風合いを変えてしまうい、クルマの見栄えも変わってしまいます。
そのため塗装を選ぶ場合は、慎重にしなければなりません。
このほか塗装する場合、ほかの部分に色が飛ばないように樹脂部分を外すか、きれいにマスキングする必要があります。
また、塗装作業する場所も重要で、埃対策をしなければ塗装後に埃が入り、見栄えが悪くなります。
このように、塗装するには準備が必要なほか、塗料を対象物にきれいにスプレーする技術も必要ですから、一般には難しい作業です。
内藤
軽トラマニア小泉
それより、コーティングのほうが断然簡単だし確実だね。
内藤
軽トラマニア小泉
それでいて、以前の艶出し剤より格段に長持ちするからね。それじゃあ、樹脂用コーティングの特徴を解説するよ。
樹脂コーティングは、今までの艶出し剤のように、表面に保護膜を形成しても雨や洗車で流れ落ちることがなく、長期間保護被膜が形成できます。
ここ最近DIY用のコーティングが人気となり施工されるオーナーさんも多いです。しかし、コーティングと聞いて「難しい」とイメージされる方もまだまだ多いのではないでしょうか。
しかし、安心してください。
ボディ用コーティングよりも樹脂コーティングは、更に簡単にできるので一般の人にも施工しやすい商品です。
ただし、取扱説明書の通りに施工しなければ、メーカーが公表している効果が得られないので注意が必要です。
樹脂の黒さを長持ちさせるには、コーティングが最適ですが、それには施工方法が重要になります。
特にコーティングは、コーティング剤を塗布する前の「下地処理」が効果の良し悪しを左右するため、必ず取扱説明書通りに施工するようにします。
では、どのように施工をするのかというと。
こちらの記事で解説をしていますので、ご確認ください。
一般的な施工手順は、洗車を行い、その後脱脂作業を行ってからコーティングを塗布します。この工程の中で重要なのが、洗車時に汚れを確実に落としきることです。
樹脂パーツは、塗装面と異なり細かな凸凹があります。
この凸凹をシボ模様と言いますが、この凸凹に汚れがたまると、通常の洗車だけでは落ちにくくなります。そこで便利なのか歯ブラシです。
使い古しの歯ブラシでよいので、中性洗剤を使い歯ブラシで汚れを掻き出します。
歯ブラシを使う場合、ブラシの毛の硬さに「やわらかめ」「ふつう」「かため」とありますが、樹脂部分の汚れを落とすなら「かため」の歯ブラシがおすすめです。
というのも、「やわらかめ」だと、凸凹の隙間に入らずに、汚れを綺麗に掻き出せない場合があるからです。
キレイに洗車ができた後は、水気をよく拭き取り脱脂作業をしてコーティングに移ります。
この脱脂作業ですが、商品によっては専用脱脂剤が入っていない場合や、説明書に脱脂について書かれていない場合もあります。
しかし、脱脂は、コーティング剤を密着させるために必要な工程なので、必ず実施しましょう。
脱脂も洗車同様に、入念に行う必要があります。特に凸凹の多い未塗装樹脂は、凸凹内の脱脂が不十分になりやすいので、対象の樹脂が濡れるようにしっかりと塗布します。
汚れを拭き取るイメージで塗布すると効果的に脱脂が行えます。
洗車や脱脂が重要なコーティングですが、それを簡単にした商品として注目されているのが、日本ライティングの樹脂艶コートです。
この樹脂コートは、普通に洗車した後に、専用の脱脂剤を使用することで、簡単に下地処理ができます。
脱脂剤やそれを塗布するスポンジ、そして拭き取り用のマイクロファイバークロスが同梱されているので、通常の洗車用具さえあれば、すぐに施工できる便利な商品です。
施工方法を写真入りで詳しく解説しているので、初めての方でも簡単に施工ができます。
内藤
軽トラマニア小泉
未塗装樹脂は、時間とともに劣化します。そして、新車時から手入れをせずに3年から4年も経つと、かなり白化が起きてきます。
更に放置すると、白化が進行し、樹脂の黒い部分がほとんどなくなるでしょう。
白化は、紫外線などの影響で表面に劣化が生じることが原因です。この劣化を改善すれば、白化がなくなりますが、コーティング剤を1回塗布しても完全に改善されないことがあります。
その場合はコーティングを重ね塗りしてみましょう。大概の場合、重ね塗りすることで白化がなくなり、新車時を思い出させる黒い光沢のある未塗装樹脂が復活します。
内藤
軽トラマニア小泉
だから、1回施工して白化から復活しなかったからと、それで諦めるのではなく、重ね塗りしてみることがポイントだよ。
特に日本ライティングの樹脂コートは、小瓶に入っているけど伸びが良い製品だから、クルマの樹脂に相当量使用できるからね。
よくある容量が少なくて足りないということもないよ。
内藤
内藤
軽トラマニア小泉
内藤
軽トラマニア小泉
それじゃあ、長持ちさせるためのメンテナンスについて解説するよ。
未塗装樹脂にコーティングをした場合、そのままではメーカーが表示している期間、コーティングを持続させるのは難しいでしょう。そこで、大事なのが日ごろのメンテナンスです。
メンテナンスは、汚れたら洗うことは重要で、汚れを付着したままにしないことです。しかし、長く時間が経てばコーティングの劣化は避けられません。
そこで、日本ライティングでは、1回のコーティングで3年間コーティングを持続させるために、メンテナンス剤を同梱しています。
通常、樹脂用コーティングは6カ月から1年程度で効果がなくなります。そのため再度、コーティングしなおす必要があります。
それが日本ライティングの樹脂コートなら、スプレー式で簡単に拭き上げるだけのメンテナンス剤を、3カ月に1回使用するだけで3年間樹脂を白化から守れます。
内藤
軽トラマニア小泉
内藤
未塗装樹脂を白化から長く守るには、樹脂を紫外線などから守る必要があります。それには、塗装して樹脂を覆ってしまうのが一番ですが、それでは樹脂本来の風合いがなくなってしまいます。
樹脂コートは、そのような悩みを解決した商品であり、メンテナンスをすれば約3年間樹脂の自然なツヤと発色が続きます。
未塗装樹脂の白化に悩んでいたら、コーティングを試してみましょう。きっと満足できる持続期間が得られることでしょう。