こんにちは。
日本ライティング内藤です。
前回記事のイオンデポジットの発生メカニズムのアニメーションを見ていただけましたでしょうか。
イオンデポジットは、あのように発生するので親水・撥水タイプに影響されにくく、水の成分や溶剤の影響が大きいです。
と言われても、にわかに信じがたいものかもしれません。そこで、実際に検証してみたいと思います。
ボンネットに撥水・親水・滑水のガラスコーティングを4区画に分けて施工します。
このように施工しました。
そして、イオンデポジットの付着は成分に影響されやすいので、検証用として「ミネラルや細菌が含まれない精製水」と「ミネラルたっぷりの地下水」を用いてイオンデポジットの付着具合を検証しました。
まずは精製水を各区画に1滴ずつ落としていきます。
精製水は水分内に余計な不純物が含まれないので、前回のメカニズムの話からするとイオンデポジットは発生しない見込みです。
さぁどうでしょうか。
数日おいてから様子を見ると・・・
予想通り乾燥後も水滴の痕跡は残らず、シミは発生していませんでした。
洗車のプロショップでは洗車に使用する水自体も精製水を使用するのは、水自体に含まれるミネラル分や塩素をボディに付着させない為です。
ボディ温度が高い時はボディに付着した水も乾燥しやすいので、洗ったそばからシミが発生してしまいますが、精製水を使用することで極力、シミの発生リスクを避けることが出来ます。
精製水ではイオンデポジットは発生せず、綺麗なボディを保つことが出来ました。
では、ミネラルたっぷりの井戸水ではどうでしょうか。
私が個人的に実家から汲んできた身体には良いであろう地下水を使用したいと思います。
車のボディにはどうなのでしょうか。
シミが発生しミネラルが白く残っています。
この検証からイオンデポジットのシミは撥水性でも親水性でも滑水性でも発生するのがわかりますね。
ここで一つ疑問が残ると思います。
「ガラスコーティングを施工すると今まで付きにくかったイオンデポジットをわざわざ付きやすい状態にしているってこと?」
「施工する意味ないじゃん。」
と思われるのではないでしょうか。
確かに、この検証から判断するとガラスコーティング(成分)の影響でイオンデポジットやウォータースポットができるのであれば、施工するのが億劫になりますよね。
でも、安心してください。
今は、イオンデポジットが付きにくいガラスコーティングが開発されています。その一つに私どもが販売している、ゼウスクリアのガラスコーティングがあります。
イオンデポジットがつきにくいガラスコーティング剤はどのような仕組みで、そのような問題を解消しているのでしょうか。詳しくはこちらにまとめました。
「どのガラスコーティングメーカーにしようかな?」
と迷われている方がいらっしゃれば、ぜひ選ぶ際に参考になさってください。